建設採用研究所

会社見学の後、何を連絡する?建設採用のフォローを決める

会社見学で話が弾んでも、帰った後に疑問が出ることはあります。見学後のフォローでは、残った質問に答える人と、次に選べる行動をはっきりさせます。

「また連絡します」で終わると、会社も参加者も次の動きを決めにくくなります。見学の準備と一緒に、誰が・いつ・何を連絡するかを決めておきましょう。ここでは、採用を検討する人向けの会社見学で使う進め方を紹介します。

帰る前に、3つだけ確かめる

最後の時間には、感想に加えて、次の3つを聞きます。答えを急がせず、後から連絡できる窓口も案内します。

  • まだ確かめたいこと。仕事内容、教わり方、勤務条件などで、わからない点が残っていないか。
  • 次に希望すること。質問への回答だけでよいか、別の社員と話したいか、応募方法を知りたいか。
  • 連絡の方法と時期。本人が希望する手段と連絡してよい時期。今後の案内が不要なら、その意向も確認する。

応募をまだ決めていない人には、考える時間を持ってもらいます。見学への参加と選考への応募を混同せず、何を希望したかを記録します。

社内の記録は「感触がよかった」で終わらせない

次の担当者が引き継げるように、本人が話した内容と、会社が約束したことを分けて残します。

  • 本人の質問:例えば「入社後、誰が仕事を教えるのかをもう少し知りたい」。
  • 会社の回答・宿題:その場で答えた内容と、持ち帰った確認事項。
  • 次の希望:例えば「教育担当の社員と話してから応募を考えたい」。
  • 担当と期限:誰が社内確認し、いつまでに本人へ連絡するか。

「明るいから向いていそう」といった印象だけでは、次に何をするかが決まりません。本人の言葉と確認できた事実を残し、採用に関係のない私生活の情報まで集めないようにします。

お礼と、約束した回答を一緒に届ける

例えば、本人と翌営業日の連絡を約束したなら、その日までにお礼と質問への回答を送ります。回答の確認に時間がかかる場合も、いつ返せるかを伝えます。「翌営業日」は一例です。大切なのは、相手と決めた予定を守ることです。

連絡の内容は、次の順番で組み立てると整理できます。

  1. 参加へのお礼と、話題になった仕事。
  2. 当日の質問への回答。資料を送るなら、質問に関係するもの。
  3. 本人が希望した次の機会と、具体的な候補。
  4. 返答が必要なことと、問い合わせ先。

たとえば、教育担当との会話を希望した方には、次のように伝えます。以下は文面の例で、実際の案内では約束した内容と日程に置き換えます。

本日は会社見学にお越しいただき、ありがとうございました。ご質問のあった「入社後の教わり方」について、教育担当の社員と20分ほど話せる機会をご用意できます。ご希望をいただいた時間帯で候補日を確認し、明日中にご連絡します。ほかに確かめたいことがありましたら、このメールへの返信でお知らせください。

実現できる内容と期限だけを約束します。返信がない場合も、あらかじめ決めた範囲を超えて連絡を繰り返すのではなく、本人の意向と連絡の負担を考えて対応します。

次の行動を、本人の疑問に合わせる

同じ見学に参加しても、次に知りたいことは違います。全員へ同じ面接案内を送る前に、何を確かめたいかを見ます。

  • 仕事をもう少し知りたい:別の作業の説明や、担当社員との会話を案内する。
  • 条件を確認したい:募集条件を改めて示し、不明点に答える時間をつくる。
  • 応募したい:必要な書類、選考の流れ、連絡の窓口を案内する。
  • まだ考えたい・今回は見送る:意向を尊重し、今後の連絡を希望するかを確認する。

ここで紹介した進め方を、学校の教育企画へそのまま当てはめることはできません。学校経由の見学や学生のキャリア形成支援では、終了後の連絡先、学生情報の扱い、選考との関係を事前に学校と確認し、その取り決めに沿って対応します。大学との接点づくりの記事も参照してください。

一人の質問を、次の見学の改善に使う

見学参加者が何人いたかに加えて、追加の質問、社員との面談、応募へ進んだ人数を分けて記録します。少人数の結果を率だけで評価せず、どの場面で何が足りなかったかを読み取ります。

教わり方への質問が重なったら、次の見学では教育担当との会話を最初から入れる。勤務地の説明が足りなければ、採用ページと当日の資料をそろえる。フォローで得た気づきを、見学そのものに戻していきます。

見学当日の90分プログラムを見直す

見学の後まで、採用の流れをつなぐ

サイヨー工務店は、見学の企画だけでなく、参加後の案内や社内の役割分担も含めて採用の流れを整理します。接点はあるのに次へ進まないときは、現在の対応を一緒に確認します。

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